夜はレストラン。るいぱぱが子供の頃から知っているというホテル・レストラン「Auberge du Lac(オーベルジュ・デュ・ラック)」に案内してくれた。昨晩のように大雨だったら困るので、予約は室内でお願いしていたのだが、悔しいことに予想が外れて快晴。「室内にして失敗したね~。」と言いながら店内に入ると、案内されたのはテラス席だった。しかも一番良い場所。お店の人の配慮に一同感激。席につき、ゆっくり外を見渡す。私はニースの日暮れ時が大好きなのだが、ボデュアンのそれはニースとは違う美しさがあった。赤い光が湖の向こうの山に落ちていく様子があまりにも美しくて、思わず息を呑んだ。自然って素晴らしい。
メニューを見て、食事を決める。子供は食事+デザート二種類のお子様コース。大人は、るいぱぱが前菜とメインの間にもう一品出るコースにし、残り三人は「前菜+メイン+デザート」という普通のコースにした。ワインは地元産を希望し、コート・ド・プロヴァンス「Château des Sarrins」の赤。日が完全に暮れると、急に寒くなってきて驚いた。栗にフリースの上着を取りに帰ってもらおうとしたら、るいぱぱも一緒に行ってくれた。ご面倒かけてスミマセン。。。
一番混んでいる時間に行ってしまったせいか、お料理が出てくるまでにかなり時間がかかった。子供達は「おなかすいたー!」と切れそうになっていた。お子様コースの定番「Steak haché(ステーク・アシェ=牛ひき肉を固めたステーキ)」がようやく出てくると(二人とも付け合せはパスタを希望)、るい君もあやぴーもワシワシ食べ始め、見事完食。よっぽどお腹が空いていたんだね。。。(笑)
るいままと私は前菜に「ヒメジのエスカベッシュ」というのを頼んだ。マリネされたヒメジの薄切りの上に、玉ねぎのコンフィとトマトのコンフィが乗っていて、ミルフィーユ仕立てになっている。一番上の黒いのはタプナード。黒オリーブをつぶし、ニンニクを加えてペーストにしただけのあっさりしたタプナードだった。でもシンプルでおいしい。ミルフィーユをきれいに切って、全部いっぺんに口に入れると、なんとも言えない気分になった。ぎゅっと引き締まったヒメジの身、トマトの酸っぱさ、玉ねぎの甘さ、それだけだとボヤンとした味になりそうだが、ニンニクを利かせた黒オリーブにハッとさせられる。う~ん、幸せ。るいままも私も、夫達に一口ずつ食べさせてあげた。夫達もおいしいと言っていた。盛り付けも可愛くて最高。栗が取ったのはフォアグラ。一口もらったら意外と軽めだったが、悪くない。るいぱぱはチャレンジャーなのでちょっと変わったものを頼み、玉砕だった模様。あまり味がないと言ってガッカリしていた。
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「Auberge du Lac(オーベルジュ・デュ・ラック)」
http://www.auberge-du-lac.info/5/Accueil.html
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るいぱぱの二つ目の料理はホタテ貝。「みんなも食べてよ。」と言うので、遠慮なく味見させてもらった。るいままが「これは煮付けだね。」と言うので、思わず笑ってしまった。私もどこかで食べたような味だなぁと思っていたから。栗も味見をして、「うん、悪くないじゃん。」と頷いていたのだが、るいぱぱ的にはいまいちだった模様。ほたて貝の身はプリプリしていて、量も多かったが、素材を生かすためか味付けが薄く、それでいいと思う人とそうでない人と評価が分かれるのだろうと思った。
るいまま家のお隣さんが5月にこの店に来たとき、魚料理がいまいちだったと言っていたらしい。ショック。そうとは知らずに、私はメインに「鯛」を選んだからだ。ドキドキしながら料理が出てくるのを待った。お皿を見てビックリ。魚料理には見えない。早速ナイフを入れて食べてみた。おっ、おいしいではないか!
ローストされてパリパリになった皮の中には、鯛の切り身と玉ねぎの輪切りが入っていた。ソースが濃いせいかお肉料理に見えるが、口に入れるとやっぱり魚。あっさりした魚料理が多い中、この組み合わせは意外な感じで好感が持てた。みんなに一切れずつ食べてもらうと、「うん、おいしい!」と納得してくれた。良かった~!
るいままと栗はウサギ肉の料理、るいぱぱは牛肉の料理を頼んだ。みんなのメインもおいしかったそうだ。付け合せは一緒。カリフラワーのグラタン(クリーミーだがぴり辛)、さやいんげんのベーコン巻きソテー、そしてとうもろこしのおやきみたいなの。付け合せもおいしくて、ボリュームがあり、大満足だった。
いよいよデザート。るいままは前回も食べたと言うキャラメルムースを今回も選んだ。ベージュ色のムースの上に薄焼きクッキーが羽のようにさしてあって、そのまわりに赤いベリーソースがかかっている。一口もらったのだが、キャラメルソースが激うまだった。口の中にふんわり甘さが広がる感じ。しかも、軽い。
栗は「framboisier(フランボワジエ)」というフランボワーズのケーキ。スポンジケーキに生クリームやフランボワーズが挟まったもの。オーソドックスなおいしさ。るいぱぱと私は「assiette provençale(アシエット・プロヴァンサル)」という南仏風デザートの盛り合わせを頼んだ。右はアーモンド風味のブランマンジェ、その左がラベンダーのアイス、左上は松の実のタルト。試食をした栗やるいぱぱが、ラベンダーアイスを芳香剤、ブランマンジェを糊の味と表現し、二人で大笑いしていた。もう!(怒)。ラベンダーアイスは大丈夫だったけど、ブランマンジェは確かにすごく独特な味。頑張ったけど最後まで食べれなかった・・(涙)。一方、松の実のタルトはメチャクチャおいしくて、「お代わり!」と声を出したくなるほどだった。
予定通り、朝10時に家を出る。平日だと言うのに(金曜日だが)高速道路は普段より車が多く、まだ夏休みだということを思い知らされた。周りを見ると、外国ナンバーやフランス他県ナンバーの車が圧倒的に多い。物価が高くて有名なコートダジュールではあるが、それでも多くの人がやってくる。私達はLe Muy(ル・ミュイ)で高速道路を降り、多くの人が海(サントロペ)方面に進む中、山側へと向かった。るいぱぱから教えてもらった道を見失わないように気をつけながら。
森や畑が続くのんびりした道を走る。お隣VAR(ヴァール)県に来るたびに思うのは、自然の多い素敵な場所だということ。コート・ド・プロヴァンスの産地なのでぶどう畑もたくさんあり、「ホントいいところだよね~。」と家族みんなの顔に微笑みが浮かんだ。しばらくすると湖が見えてきた。Lac de Sainte-Croix(ラック・ドゥ・サント・クロワ=サント・クロワ湖)。この湖のほとりには小さな村が点在していて、友達るいままファミリーはここで一週間前から夏休みを過ごしている。約1ヵ月半ぶりの再会にワクワク。Bauduen(ボデュアン)の村に着き、車をパーキングに停める、携帯電話でるいままに連絡すると、「今おりて行くから待ってて!」と懐かしい声が聞こえてきた。
るいぱぱとるい君がやってきた。「キャ~!元気だった?るい君、大きくなったねぇ!」と私がキャーキャーやっていると、るいままも現れた。キャーキャーの矛先はるいふぃままに移動。子供達は久しぶりに会ったせいかモジモジしていたが、すぐに慣れていつものように仲良く遊び始めた。るいまま夫妻の案内で山の家に向かう。と言っても、湖から徒歩1分。あっという間。石造りの古い家。壁が厚いおかげで、家の中がヒンヤリとしている。2階の寝室からは湖も見える。栗も私も「いいところだねぇ!」といきなり感激。「好きな時間に起きて、好きな時間にご飯食べて、のんびり過ごしてますよ。」と言うるいままに大きく頷いた。うんうん、ここはそうして過ごすのが一番楽しそう!
夫と子供達は、さっそく湖に泳ぐと言って、水着に着替えて出ていった。私はるいままと一緒に村にある食料品店に行き、そこでアイスを買って、湖が目の前に見えるベンチに座った。アイスを食べながらおしゃべり。話に熱中しつつも、湖の美しさとそよそよと吹く風の心地良さに包まれていると、なんだかゆる~く幸せな気分になってきた。
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るいままファミリーが経営する
カンヌのセレクト食材&お惣菜店
LA TABLE (ラ・ターブル)
79, Bd. Carnot - CANNES
Tel 04 93 68 47 82
日曜日、月曜日、祝祭日定休。
営業時間は10 :00~13 :00 / 16 :00~19 :30。
カンヌ駅から出て右側に進み、MONOPRIXを左に見ながら赤っぽい坂道を上っていく。大きな道路を横断し、さらにまっすぐ。左側に黄色い建物が見えたら 向かい側に渡ります。(お店は進行方向の左側なので)。お店はこの通りの79番地。10分ほど上ったところです。
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アイスを食べ終わったところで(=証拠隠滅したところで。笑)、夫と子供達のところに合流。子供達は泳いでいたが、夫達はひざくらいの水の位置に立ちながらおしゃべりしていた。二人とも冷たい水は苦手らしい。るいままと私は一足先に家に戻り、ランチの支度を始めた。(と言っても、ほとんどるいままがしてくれた。感謝。)
木のテーブルに、ベージュのシンプルなテーブルクロスがかけられ、その上に数種類のパテ、サラミ、緑と栗のオリーブ、サラダ、田舎パンが並べられた。子供たちにはパスタも。ロゼワインで乾杯。おいしい~♪数種類のパテやサラミは、隣町のお肉屋さんの自家製だとか。るいまま夫妻からよく話は聞いていたが、早速頂けるとは思っていなかったので大感激。しかも、グルメなるいぱぱがお勧めするだけあって、メチャクチャおいしい。中でも、「caillette」(カイエット=レバーとか脂身とか豚肉の色々な部位を豚の脂網で包んでオーブンなどで湯煎焼きしたパテ)や「fromage de tete」(フロマージュ・テット=豚の頭やタン、仔牛肉などが入ったパテ。ここのは5ミリくらいの白いラードで包まれていた。)を私がいたく気に入ったため、「フランス人でも食べられない人が多いのに!」とるいぱぱがとても喜んでくれた。栗は栗で「pate de campagne」(パテ・ド・カンパーニュ=田舎風パテ)がおいしいとモリモリ食べていた。シンプルで、新鮮で、楽しい食事。スタート時間が遅かったこともあるが、食欲が進む。るいぱぱが地元産の赤ワインを開けてくれたので、ロゼの後は赤ワインを飲むことにした。パテの味が濃いので、赤ワインがいい感じ。
食後、るいぱぱが私達のためにわざわざ農場に行って買ってきてくれたというヤギのチーズが出された。7,8種類はあっただろうか。フレッシュなもの、味がついているもの、ドロッとしたものなど、バラエティに富んでいたので、少しずつ全種類食べてみた。うわっ、なんですか、このおいしさ。にんにく味のもメチャクチャいける!るいままお手製のいちじくのジャムをつけながら食べると、病み付きになり、いくらでも食べれてしまいそうだった。大きな田舎パンはいつのまにか姿かたちもなく消えてしまった。
デザートはパスして、近所のカフェへコーヒーを飲みに行くことにした。気がつけばもう午後4時になっていた。(笑)。木陰のテラスに座ってエスプレッソを飲む。夫と子供達はペタンクをし始めた。満腹なのと、よくワインを飲んだのとでいい気持ち。目に入るのは美しい景色と楽しく遊ぶ家族、大切な友達。幸せなひとときだった。
るいままと二人で家に戻り、おしゃべりしながら食器の片付けをしていると、そのうち夫と子供たちが戻ってきた。るいまま家の飼い犬アーニーを散歩させないといけないということで、みんなで再出発。村の高台から出ている田舎道を案内してもらった。右手に見える湖は青く、その周りは緑で囲まれている。空は曇っていたが、心穏やかになる景色だった。この辺りは保護地域なのか、建物もほとんどない。お隣VAR(ヴァ-ル)県はやっぱりいいなぁと再確認した。
ふと、るいままが叫んだ一言で現実に戻った。「ねぇ、ムカデがいる。」・・・ムカデ?!
ギャー!!!いるいる、ここにもいる、あっちにもいる、向こうにもいる!ものすごい量のムカデが地面を這っていた。雨が降るのかな。そう言えば、雲行きはますます怪しく、風も冷たくなってきた感じ。その後はムカデがどうにも気になり、踏んでしまわないよう気をつけて歩かなければならなかった。
1時間ほど緑の中を歩いた後、村の中を再度案内してもらった。子供達は滑り台のようにすべることができる不思議な岩に夢中。他の子供たちと一緒に一生懸命滑っていた。この村では、「この岩を滑った女の子はその年のうちに結婚する」という言い伝えがあるそうで、「お嬢さん、今年結婚だね!」と周りのご老人から声をかけられた。(冗談だと知りつつも、栗はちょっと複雑な顔をしていた。笑)
家に帰ってから順番でシャワーを浴び、夕飯の支度。今晩はるい君が欠かさずに見ている「KOH-LANTA」というテレビ番組があるので(無人島でのサバイバル・ゲーム)、家で食べなければいけないとのこと。近所の店でピザをテイクアウトし、サラダを作って食べることになった。飲み物は地元産の赤ワイン。水は近くの泉から汲んでくる。子供達はこの作業がとても気に入り、水汲みはるい君とあやぴーが率先して行くようになった。しかし、こういう田舎ならではの経験と言うのは大人でもワクワクするもので、栗も私も付き添えるときは付き添うようにした。
昼間にたくさん食べたので、夜は軽く、、、などと思っていたが、夜もたくさん食べてしまった。デザートはるいぱぱがヤギ農場で買ってきてくれたfaisselle(フェッセル)というフロマージュ・ブランのようなフレッシュ・チーズ。これに、るいままのお店で売っているラベンダーの蜂蜜をかけていただいた。なんとも言えない優しい味。あっという間に食べ終わってしまったので、お代わりをした。(食べ過ぎたんじゃないの?という突っ込みは禁止。笑)
コーヒーを飲みながらおしゃべり。外では雨が降り出した。やっぱり。。。子供達は食事が終わると「KOH-LANTA」を観ていたが、あやぴーは普段観ていないのであまり興味がなく、その後はテレビは気にせず、二人で遊んでいた。(私の方が真剣に観ていたくらい。笑)
子供達は寝る時間になったので、るい君はるいままが、あやぴーは栗が歯みがきなどのお手伝いをして寝かせた。二人は二階の一室に枕を並べて寝ることになったのだが、私達はその隣の寝室にいるからあやぴーは大丈夫だけど、るいまま達が寝る部屋はちょっと離れているので、るい君は大丈夫かなぁと思いつつ、何かあれば私達が気が付いて対応できるだろうという栗の一声で不安が消えた。
外に水汲みに出ていたるいぱぱが戻ってきた。雨足がかなり強くなっているそう。明日には止んでくれるといいんだけど。。。私はその後も「KOH-LANTA」を少し見てから、寝室に向かった。栗は雑誌を読んでいた。「喉が渇いた。水が飲みたい。」と言うあやぴーにつられて、るい君もママを呼んだのだが、「水はさっき飲んだだろう。早く寝なさい。」と栗に一喝され、二人はようやく眠りについた。そして朝までぐっすりだった。
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るいままファミリーが経営する
カンヌのセレクト食材&お惣菜店
LA TABLE (ラ・ターブル)
79, Bd. Carnot - CANNES
Tel 04 93 68 47 82
日曜日、月曜日、祝祭日定休。
営業時間は10 :00~13 :00 / 16 :00~19 :30。
カンヌ駅から出て右側に進み、MONOPRIXを左に見ながら赤っぽい坂道を上っていく。大きな道路を横断し、さらにまっすぐ。左側に黄色い建物が見えたら 向かい側に渡ります。(お店は進行方向の左側なので)。お店はこの通りの79番地。10分ほど上ったところです。
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7時半起床。階下に行き、トイレを済ませてダイニングに入ると、るいままが既に起きていた。「ちょっと失礼。」と、るいままの前で腹筋体操。写真を撮ると脅されながらも最後まで頑張った(笑)。その後、コーヒーを飲みながらおしゃべり。しかし、静かな朝は長くは続かなかった。8時過ぎに子供達が起きてきたのだ。ところが、子供達はソファに座ってテレビを見始めたので、思いのほかおとなしかった。ラッキー。あやぴーは持参したマドレーヌをぱくついた。
9時過ぎに栗起床。るいままと私が食器を洗っていたところにやってきて、「そうだ!昨日取っておいてもらっていたpetit lait(プチ・レ=乳清)を飲まなくちゃ!」と言うので、私もトライすることにした。ヤギのフレッシュチーズと一緒に入っていた白い水なのだが、なんとなく臭そう。しかし、「栄養価が高い」という栗の言葉を信じて、一口飲んでみた。そうしたら、ものすごくおいしかった。くさくないどころか、飲むヨーグルトみたい。「やだ、これおいしいじゃん。」と私が言うと、「なに当たり前のこと言ってんだ。」と栗に突っ込まれた。思わずお代わり。(笑)
子供達はテレビに飽きるとプレイモービルで遊び始めた。るいままと私は身支度開始。るいぱぱも10時前には起きてきた。アーニーを散歩させてから、近くにあるAUPS(オープス)の市場へ出発。その村では、水曜日と土曜日の週に二回大きな市場が立つのだそうだ。みんなで車に乗り込む。湖畔を出ると、緑が広がった。刈り取り後の畑なども見えて、気持ちの良い景色。AUPSへは15分程度で到着した。(普段、市場が立つ日はパーキング探しが熾烈な争いだそうなのだが、この日はるいままの鋭い勘で、市場が立つ広場の近くに車を停めることができた。一同尊敬のまなざしだったのは言うまでもない。)
この村、名前は知っていたが、来るのは初めて。市場がある日だからか人がたくさんいて驚いたが、石造りで可愛い雰囲気。プラタナスの木が広場を囲んでいて、いかにも南仏の田舎といった感じである。早速市場を見ることにした。野菜、チーズ、魚、肉、パン、卵、花など、普通の生活に必要なものが揃う本当の市場だった。心なしかオーガニックという看板を揚げている店も多い。それプラス、南仏雑貨やハチミツ、南仏生地など観光客向けのお店もあったし、UFOキャッチャーや子供の遊具など縁日のようなコーナーもあり、若者でにぎわっていた。目ざといあやぴー、早速パパにぬいぐるみをおねだりする。栗はラッキーにも三度目の挑戦でねずみのぬいぐるみをゲットした。あやぴー大喜び。ミミと名づけて大切に抱っこしていた。
市場は思ったよりずっと大きくて、洋服屋、ナイフ屋、ハーブ屋、生地屋など、見るだけでも楽しかった。一通り見学した後、村の中に入り、ちょっとした広場のカフェに座ることにした。パンを買いに行くというるいぱぱに栗がついていき、るいままと私でオーダー。全員バラバラだったのでウェイトレスのお姉さんは大変だったと思うけど、間違えずに飲み物がやってきた。パパ達がパンを持ってきてくれたので、あやぴーと私はクロワッサン、るいまま家はサクリスタンというパイ生地のツイストパンを食べ、オーダーしたものを飲んで、まったりおしゃべり。こういう朝食はバカンスならではの贅沢なひととき。ものすごい人出だったが、都会の混雑とはどこか違う。誰もがのんびり行動しているからだろうか。
るいままの案内でおもちゃ屋さんに行く。あやぴーはそこでるいままから素敵なお誕生日プレゼントを買ってもらって大喜びだった。るい君はライオンのオブジェを買ってもらっていたのだが、よくできた作りながら笑いを誘う部分もあり、良い買い物だったのではないかと思う。私も可愛いカードを見つけて、何枚か購入した。
その後、一旦カフェに戻り、夫達に子供を預けてから、るいままのお気に入りのインテリア・ショップに連れて行ってもらった。アンティークとセレクト雑貨が所狭しと置かれていて、見るのが楽しい。カントリー調のシンプルでかわいいキッチンクロス、リネンのテーブルセット、ブティ(南仏刺繍)のソファカバー、北欧製のテディベアやほっこりした手触りのお皿、銀のカトラリー、乙女心をくすぐる可愛いアンティークの数々、、、次から次に欲しいものが出てきて困ってしまった。もちろん、値札を見ると諦められるのだけど。。。(涙)
その中で、白いホーローの飾りは普通に買える値段だった。狂喜乱舞で即決。大はしゃぎで店を出ると、夫と子供達が退屈した様子で石の上に座って待っていた。ゴメン。。。るいぱぱがいつもパテやサラミを買っているというお気に入りのお店に連れて行ってもらい、今日のランチ分を買い込んだ後、魚屋でブランダッド(タラのペースト)を買って、帰途に着いた。
昨日のお昼同様、るいままと一緒にサラダ作り(と言っても私は横にいただけという噂も。。笑)。ランチはAUPSで買ってきたばかりの色々なパテやサラミやお惣菜サラダ、タラのペースト、作りたてのサラダと田舎パン。子供達にはパスタも。飲み物は地元産の赤ワイン。大勢だと、色々な種類のものが食べれるのがうれしい。ワイワイ楽しくおしゃべりしながら、今日もよく飲んで、よく食べた。
るいままが近所のパン屋さんに売っているフォンダン・ショコラ(チョコレートのケーキ)がおいしいから食べさせてあげたいと言うので、食後二人で買いに行くことにした。売り切れのことも多いそうなので、店に着くまでは心配だったが、なんとか無事ゲット。家に戻ってようやくコーヒータイムとなった。おなかいっぱいと言いつつ、せっかくなのでフォンダン・ショコラを一切れつまむ。るいままの言うとおり、フランスのものにしては甘さ控えめ。軽くてとてもおいしかった。幸せ♪
るいぱぱが昼寝をすると言って消えたのを見ていたら、なんだか私も眠くなってきた。「ちょっと失礼。」と30分ほど寝させてもらう。スッキリして寝室から出ると、子供達は家の外で遊んでいて、るいままはお皿洗いをしているところだった。ごめんね~。そして、ありがとう。。。るいぱぱを起こし、みんなでプレイモービル博物館へ出かけることにした。
ここは、未亡人のマダムがご主人様が生前コレクションしていたプレイモービルを一般公開しているのだそうで、博物館は村の中の一軒家を改造したこじんまりしたものだった。入場料を払って中に入るとびっくりした。こどもだましかと思っていたが、そうではなかったのだ。ものすごい量のプレイモービルに、細部までよく再現されたシーン。遊び心いっぱいで見ごたえがある。大人でも「うわ~っ!すごいっ!」と声を上げてしまうほどだったので、子供達に至っては食い入るように見つめていて、声をかけなかったらそのまま動かないんじゃないかと思うくらいだった。るい君もあやぴーもプレイモービルが好きだもんねぇ。微笑ましい気持ちになった。うちの栗はと言うと、プレイモービルではなくて、ライバル会社のもので子供の頃は遊んでいたそうなのだが、弟がプレイモービルで遊んでいたそうで、「弟が持っていたものがたくさんあるよ!」と言って、とてもうれしそうだった。(そもそもこういうおもちゃが大好きだし。)
心が温まる見学を終えた後、博物館の前で記念撮影。栗&子供達はすっかりプレイモービルになりきっていて笑えた。(画像は<a href=\"http://yaplog.jp/la-table/\" target=\"_blank\">るいままのブログ</a>でどうぞ!)。村の中をブラブラ歩きながら一旦家に戻った。それから水着に着替えて湖へ出かけた。昨晩大雨だったので、水は冷たかったけど、何とか入ることができた。当たり前ながら、水がしょっぱくないことに驚く。やっぱり湖なんだな~。太陽が雲に隠れると肌寒さを感じたが、子供達は延々と水の中で遊び、その後は岩をよじ登ったりおりたりと、野生児のごとく飛び回っていた。時計を見たらもう7時近く!あわてて家に戻った。シャワーと着替えを済ませると、パパと子供達は日課であるアーニーの散歩に出かけた。
「そう言えば、僕のコースにはチーズがついていたような。。。」とるいぱぱが思い出したところで、faisselle(フェッセル)登場。るいまま達に既にご馳走になった、ヨーグルトのようなフロマージュブランのようなフレッシュなチーズ。「多めにしておきました。」というお店の人の言葉でお皿を見ると、フェッセルの横にキャラメルムースがついていた。キャ~!(人のものなのに喜ぶ私。笑)。案の定、「一緒に食べてもいいよ。」とるいぱぱが言ってくれたので、私とるいままはキャラメルムースを中心につつかせてもらった。幸せ~!
コーヒーを飲んだ後、夫達は食後酒をオーダーした。るいぱぱはプルーンのお酒、栗はジェネピ(ジェネピというハーブのお酒)。私も栗に少し飲ませてもらった。カーッとするけど、甘ったるい。ハーブっぽい香りもする。
気がつけば私達は最後の客になっていた。子供達が眠そうなので、そろそろ席を立つことに。入り口に向かうと、オーナーのジャネットおばあさんがいて、懐かしそうに話を始めた。おばあさんの片腕となってここを切り盛りしている息子のベルナールさんもとても良い人で、日本に4,5回行ったことがあるという親日家。私達もまるで家族の一員のように話に入れてもらい、心温まるひとときを過ごした。ジャネットおばあさんが、「そうだ、これ持っていきな。」とるい君に大きなハチミツの瓶を渡した。「お嬢ちゃんもどうぞ。」とあやぴーにも頂いた。みんなでお別れの挨拶をして家に帰った。もう夜中になっていた。子供達を着替えさせ、栗がベッドに連れて行った。子供達は最初、「ちょっと遊んでもいい?」などと言っていたそうだが、3分もしないうちに沈没。大人もすぐその後に続いた。
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「Auberge du Lac(オーベルジュ・デュ・ラック)」
http://www.auberge-du-lac.info/5/Accueil.html
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私にしては朝ねぼうで9時起床。日記を書いたり、腹筋運動をしていると栗が目を覚ました。二人でダイニングへ向かう。るい君は既に起きていたが、あやぴーはまだ寝ていた。しかし、物音のせいか間もなく起きてきた。栗と子供達は朝食とランチのためのパンを買いにパン屋へ出かけていった。るいままは市場に出ているチーズ屋さんに予約したチーズを取りに行った。私が留守番していると、るいぱぱがようやく起きてきて、毎週日曜日の朝のお楽しみである「TELE FOOT(テレ・フット)」というサッカー番組を見始めた。
戻ってきたるいままが市場を案内してくれることになったので、栗たちと入れ違いでお出かけ。ボデュアンでは毎週日曜日に市場が立つ。野菜やフルーツ、地元のチーズ農家、ハチミツ農家、ワイン農家などのほかに、おみやげやアクセサリーなど小物系のお店も並ぶ。「昔は普通の市場って感じだったけど、年々こういうお店が増えてきている気がする。」とるいままが教えてくれた。陶器屋さんに心ひかれる置物があったのだが、また栗にいじめられるかもしれないと思って諦めることにした。おいしそうな桃や緑色のプルーン(reine claude)、手作りタプナード(オリーブのペースト)や、オリーブを数種類買って家に戻った。
栗が子供達を連れて湖に行っているというので、るいぱぱと私で合流すると、ちょうど帰り支度をしているところだった。湖の後はアーニーの散歩へ行くことになっていたのだ。るいぱぱは栗達とアーニーの散歩に出かけることにし、私は一人で湖に残った。さくっとひと泳ぎしてから家に帰ると、るいままは荷物をまとめ始めていた。素早い作業に驚いた。るいまま、すごい!
るいままがランチの支度をすると言うので、私もお手伝いに加わった。アーニーの散歩隊も戻ってきた。残り物一掃と言っても、すべて地元産のものばかり。今日もたくさん食べてたくさん飲んだ。これが山の家での最後の食事かと思うと、ちょっと寂しかった。るいままファミリーとはまた会えるというのに。。。
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るいままファミリーが経営する
カンヌのセレクト食材&お惣菜店
LA TABLE (ラ・ターブル)
79, Bd. Carnot - CANNES
Tel 04 93 68 47 82
日曜日、月曜日、祝祭日定休。
営業時間は10 :00~13 :00 / 16 :00~19 :30。
カンヌ駅から出て右側に進み、MONOPRIXを左に見ながら赤っぽい坂道を上っていく。大きな道路を横断し、さらにまっすぐ。左側に黄色い建物が見えたら 向かい側に渡ります。(お店は進行方向の左側なので)。お店はこの通りの79番地。10分ほど上ったところです。
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午後は栗と私で子供達を連れ、今朝アーニーと散歩したという場所に再び出かけることになった。村を通り抜け、林の小道を進んでいく。日差しは強いが木陰の道は気持ちいい。木々の間から時々湖や遠くの山が見える。しばらくすると林を抜けた。目の前に湖が大きく広がった。既にたくさんの人が来て泳いでいた。お隣のファミリーにも会った。私達はそこを通り過ぎ、今朝栗が目をつけた場所を目指した。そこにはあいにく既に先客がいたのだが、もうちょっと歩いていくと空いている場所があった。
岩と岩の間を下りていき、浜辺につくと、今度は石と石の上を歩いた。バスタオルを敷くスペースがあるところまで進んでいく。腰を落ち着けると、子供達はさっそく水の中に入り、キャーキャー大喜びだった。私もひざまで水につかる。すると、エビのような物体が浮いているのを発見した。触ってみたら動くではないか!あわてて「なんかいる!」と栗を呼び、一緒に見てもらった。栗がひょいとその物体をつまみ上げると、それはecrivisse(エクリヴィス)だった。体長10センチ強。青銅色をした立派なザリガニである。子供達も大興奮。陸に近いところに穴を掘り、周りに大きな石を置いて、しばらくザリガニをその中で飼うことにした。しかし、ザリガニはもちろん逃げ出そうとする。その度に子供達は大騒ぎ。楽しそうである。
しばらくすると、今度はザリガニの赤ちゃんを発見した。こちらは小さくて透明。栗につかまえてもらい、赤ちゃんザリガニも小さな人工池に放した。もしかしたら、ママと子供かもね、、、なんて話していたのだが、ザリガニ同士の交流は全くなかった。(当たり前か。。笑)。私はるい君から「あやぴーママ、すごいねぇ!」とお褒めの言葉をもらって、とてもうれしかった。
ザリガニの監視は子供達と栗に任せ、一人で泳がせてもらうことになった。風のせいで波があり、目に水が入った。運悪くコンタクト・レンズをつけていたので、しばらく目が開かなくなってしまった。よくあることなのだが栗に叱られた。とほほ。るいぱぱが車で迎えに来てくれたので、ザリガニを見せる。みんなで湖を見ながらおしゃべり。風があるせいか、今日は昨日以上にウインドサーフィンやヨットが出ているような気がした。静かで美しい湖ともいよいよお別れである。。。(涙)
みんなでるいぱぱの車に乗って山の家に戻る。るいままが家の中をきれいに掃除してくれていた。すべてが整理整頓され、がらんとした家を見るのは不思議な感じだった。荷造りもとうとう終了。るいままファミリーに御礼とお別れを言い、彼らの車を見送った。その後、私達も出発した。
行きと同様、畑が続く。なだらかな丘陵を上ったり下りたりしながら進んでいく。あやぴーはすぐに眠りに落ちた。栗と私は楽しかった滞在を思い出しながらおしゃべりした。高速に乗ると車が多く、夢のような滞在から一気に現実に戻ったような気分だった。アンティーブの料金所には列ができていて、カンヌを過ぎると交通量がさらに増えた。2時間半弱で無事帰宅。家に帰ってから、歯ブラシや歯みがき粉を入れたポーチを山の家に忘れてきたことに気がついた。取りに行くのは来年。腐るものじゃなかったのが不幸中の幸いである。私たちってやっぱり抜けてるよね、、と栗と大笑いした。
終
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るいままファミリーが経営する
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LA TABLE (ラ・ターブル)
79, Bd. Carnot - CANNES
Tel 04 93 68 47 82
日曜日、月曜日、祝祭日定休。
営業時間は10 :00~13 :00 / 16 :00~19 :30。
カンヌ駅から出て右側に進み、MONOPRIXを左に見ながら赤っぽい坂道を上っていく。大きな道路を横断し、さらにまっすぐ。左側に黄色い建物が見えたら 向かい側に渡ります。(お店は進行方向の左側なので)。お店はこの通りの79番地。10分ほど上ったところです。
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