久しぶりに「天田」さんのところでランチをすることになった。コース料理は、つき出し、前菜、メイン、デザートで28ユーロ。お昼も夜も一緒の値段である。一品料理は18ユーロ前後。私はコース料理を頼み、娘にはビーフかつとご飯を注文した。
まず、つき出しが運ばれてきた。柿の白和えだそうだ。このお店の魅力は、フランスで採れる旬の食材を見事な和食に変えてしまうこと。和の小鉢に盛られた柿の白和えは日本を思い出させる美しさで泣きそうになった。一口食べてみると、なんとも言えないおいしさ。柿がとても甘くて、だけど、お豆腐がそれをきゅっと引き締めているかのような、包んでいるかのような絶妙なバランス。
前菜は大きな黒い木箱に入ってやってくる。ふたが開いた瞬間、「わぁっ!」と思わずため息をもらした。何度見ても感激いっぱい。肉味噌が詰まったロール寿司をあやぴーに一つあげると、パクッと一口で食べて、「おいしいからもっと!」とお代わりを強要された。結局三切れ全てあやぴーが食べた。サラダもほとんどあやぴーに取られてしまった。ドレッシングがおいしかった。押し寿司やお刺身にも涙。どの品も、味や飾り方はもちろんのこと、添えられた甘酢生姜の切り方や盛り方と言った、もしかしたら誰も見ていないかもしれない細部にまで時間と労力がかかっていることがわかる。一つ一つ大事に食べて、箱が空になると、もうこれだけで帰ってもいいと思えるほど幸せになった。
あやぴー用に頼んだビーフかつは、肉厚で、サクサク揚がっていた。女性好みのマイルドで甘めのソースもバッチリ。副菜のポテトサラダを一口もらったのだがメチャクチャおいしかった。カラフルな焼き野菜もお皿を明るくしてくれている。お肉はもちろんのこと付け合せのものも負けていないのは素晴らしい。
私のメインは天ぷら。エビと4,5種類の野菜が美しく盛られてきた。ちょっと煮込んだようなタレが飾りのように天ぷらにかかっていて、とってもきれいだったし、軽くサクッと揚がっていてとてもおいしかった。
お待ちかねのデザートはいつものごとく美しい盛り合わせ。日本の高級甘味処を思い出させてくれる。ココナッツのアイスの小豆がけはあやぴーに取られてしまったが、赤い江戸切子の器に入ったゴマのパンナコッタは死守した。軽いカラメルソースとごまがかかっていてメチャクチャおいしい。あぁ、なんていう贅沢だろう。食後にエスプレッソをごちそうになってから店を後にした。ご馳走様でした!
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Restaurant japonais AMADA (天田)
17, Rue Tondutti de l’Escarene, 06000 Nice
tel.04.93.62.00.81(日本語OK)
営業時間 12 :00~14 :30/20 :00~22 :30。定休日は日曜日と月曜日、そして土曜日のお昼。
昼・夜ともにコースは28ユーロ。もしくは一品料理(18ユーロ前後。つき出し付)。
小さなお店ですので、年齢の低いお子様連れ、ベビーカーでのご来店はお控え下さい。
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