ニューオリンズ by
ariahisaeda
2004年7月12日の記事, 更新日 2007年5月19日
ギャリエハウスの内庭1
ギャリエハウスの内庭2
セントラルヒーティングを支える貯水槽
ギャリエハウスは有名な建築家ジェームズ・ギャリエが自らデザインした私邸を復元したもの。19世紀のビクトリア調のルイジアナの邸宅を偲ぶものとして、博物館になっている。廷内は1時間に一度のガイドツアーに連れられて回る。
私が入った時は、後5分でツアーが始まる時間だったのでタイミングが非常によかった。日本語のツアーもあるけれど?と言われたが、残念ながらそれを待つ時間はない。
そして、廷内は残念ながら写真撮影不可。きれいなパティオだけが撮影できる。
まずはギャリエは好んだ緑色に塗られた玄関から。ここのアイアンレースはギャリエ自身がデザインしたとか。なるほど優美な造型である。居間は華麗なヴィクトリアスタイル、家具はオリジナルなものではないらしいが、ちゃんとその当時のアンティークを使用している。
二階にあるギャリエ自身の書斎はニューオリンズの気候を考慮して、高い天窓が開いている。可愛らしい子供部屋もある。
特徴的なのが病人室。黄熱病などの伝染病に苦しめられたニューオリンズの開拓時代を反映して、壁紙すらない病人用の部屋があるのだ。(壁紙がないのは後で丸洗いするためとか。)いかに病気が多かったか、そして、その感染を押さえることに必死になっていたかが伺える。
また、この時代であるのに、水洗トイレやセントラルヒーティングのシステムまであるのだから驚きである。2階に水をくみ上げ、石油ストーブで加熱して、蛇口からお湯が出るのだ。当時の最先端の技術。
華やかな主人たちの部屋と比較すれば質素で貧しいけれど、当時の水準からいえば、かなりちゃんとしている使用人用の部屋もある。まあ、日本だって使用人部屋はこんなものかな…。
台所とダイニングルームもあり、高価すぎる食器はすべて女主人が洗い、奴隷たちは触れることもさせなかったとか。(それでは、なんのための使用人なのか、よくわからない気もする。)また、当時、コーヒーは非常に高価であったために鍵のついた箱にいれていたとか。
それでも、ムチと厳しい労働にあけくれることになるプランテーションに比較すれば、人間的な扱いをされていた様子。