「滅びの山」を後にして、次はオークランド・ドメインという巨大な公園の中心部にあるオークランド博物館へ。先住民マオリ族関係の美術品が揃っている。また、第二次世界大戦の慰霊ホールがあるためか、軍事関連の展示物も多い。
この日は、何かの慰霊祭(多分World War IIだろう)があるらしくて、退役軍人さんたちが一杯いたのが印象的。
ニュージーランドは元々無人島である。そこに14世紀ごろまでにポリネシアンのマオリ族が移住してきたらしい。それをさらに19世紀にキャプテンクックが到達し、まあ、そこで不平等条約が結ばれ、イギリス領になったのだそうだ。世界中に散らばる大英帝国植民地の一つ。つまり元首はイギリス女王陛下。
現在でもマオリの女王も健在で、人口の一割くらいがマオリ族の血をひいているらしい。
海の民であったマオリの文化遺産では、100人も乗れるカヌーが圧巻。軸先には、丁寧な彫刻がされ、ポリネシアから全世界をカヌーで旅した彼らの技術を物語る。
さらに、この博物館には零戦がそのまま残されているらしいというので、それだけは見逃せない。最上階の「戦争と兵器」のフロアに急ぐ。
この零戦は、ソロモン諸島の基地爆撃で損傷をうけたのが、修理もできず放置されていたものらしい。
戦場を一度も飛ぶことがなく、終戦を迎え、ニュージーランド軍にひきとられたものの、部品が足らずそこでも試験飛行のみ。やがて博物館入りになったのだそうだ。
なかなかお目にかかれない完璧な状態の零戦の本物。なかなか感慨もの。
訪れる日本人観光客が多いのか、きちっとした日本語の解説もおかれている。その他にも第二次世界大戦関連の資料は沢山おかれていて、軍事関係に興味がある向きには、ちょっとした穴場かもしれない。
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